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主に本と映画のライフログ

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱

リー・リンチェイ主演、ツイ・ハーク監督のカンフー・アクション。実在の人物(黄飛鴻、孫文)、宗教(白蓮教)などを組み合わせて面白おかしく作り上げた。 笑うところなのか、熱くなるところなのか。リアクションに困る。アクションはすごい。ロマンス、コメデ…

ラスベガスをやっつけろ

ハンター・S・トンプソン原作、テリー・ギリアム監督のドラッギーでおバカなロードムービー。禿ジョニー・デップと肥満ベニチオ・デル・トロ(16kg増量!)に興味があるあなた、ぜひ観るべきだ。ちょい役要員がクリスティーナ・リッチ、キャメロン・ディアス、…

ウルフ

冴えない中年男ウィル・ランダル(ジャック・ニコルソン)は、部下のスチュアート(ジェームズ・スペイダー)に妻を寝取られ編集局長のポストも奪われる。狼に噛まれる。社長の娘ローラ(ミシェル・ファイファー)に惹かれる。 『バッドマン』のジョーカー&キャッ…

エグゼクティブ・デシジョン

神経ガスDZ-5を持ったテロリストがハイジャック。トラヴィス中佐(スティーブン・セガール)率いる陸軍精鋭部隊は情報部顧問グラント(カート・ラッセル)と共に機内潜入を果たす。一方、地上の危機対処委員会はミッションが失敗したと判断、大統領にジャンボ機…

陰陽師 2

やはり敵役に恵まれず。謀反の首謀格は常に高笑いをしなければならないという決まりでもあるのだろうか。本作の中井貴一、前作の真田広之に含むところはないものの、どうしてもバカっぽく見え、ヒールとして評価できない。また須佐役の市原隼人が、獣人化し…

ダニー・ザ・ドッグ

リュック・ベッソン脚本。殺人犬に育てられた男ダニーは盲目のピアノ調律師サムと出会ったことで人間性を取り戻し、自らの凄惨な過去と向き合う。 ジェット・リーの使い方がもったいない。薄く浅い。ツイストの効いた映画に慣れちゃって、普通に進むと物足り…

大統領の陰謀

1976年度アカデミー賞4部門を受賞。39歳のダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォードが「ウォーターゲート事件」に迫るワシントン・ポスト紙記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードを熱演。ジェイソン・ロバーズ扮する編集主幹がおいしい役ど…

ステルス

人工頭脳を搭載したステルス戦闘機が雷撃を受けて自らの意志を持ち暴走する、現代の映画とは思えない古典的ベタ設定のSF映画。 ひどい話だ。他国の空域を思うがままに飛翔し爆撃し蹂躙するアメリカ機。真面目な話、人の死にまったく重みがない。意思なき殺戮…

インサイド・マン

デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター、クライブ・オーウェン、ウィレム・デフォー、クリストファー・プラマーほか。 最初に一言。スパイク・リー監督の作品を面白いと思ったことはない。しかし本作では、監督の特徴であるところのタルさと説教臭さを…

クリムゾン・フォース/火星戦争

クリムゾン・フォース/火星戦争 ★☆☆☆☆ 早々に登場人物が整理(イリミネート!)される。限られた数人の行動を追うのみ。主人公にカリスマ性が感じられず、敵役もしょぼい。スケールの大きな舞台でちまちまとした展開。情けない。

ブルーベルベット

昔観たときは、エロス&バイオレンスな印象だった。年を経て観ると、どこにでもある日常がほどけ、一点のはらんだ狂気が表出するさまが恐ろしい。ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)とサンディ(ローラ・ダーン)は美人なのか。不条理で怪しい雰囲気がウリ。音…

007/カジノ・ロワイヤル

無駄に豪華なキャスト(ピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン、デボラ・カー、ウィリアム・ホールデン、ウディ・アレン、テレンス・クーパー、オーソン・ウェルズ、ジャン=ポール・ベルモンド、ジョージ・ラフト、ジャクリーン・ビセットなど)、一流の…

タイム・アフター・タイム

H.G.ウェルズ(マルコム・マクダウェル)とジャック・ザ・リッパー(デヴィッド・ワーナー)の時を越えた追走劇。期待しないで観たら意外とよかった。チープなエフェクトがナイス。タイムマシンはレトロフューチャー風チェアを思わせる形状。低予算(?)でも丁寧…

ダンテズ・ピーク

導入、キャラクタ造形、ロマンスの絡め方、上司との構図、展開、活劇、大団円。悪くないんだけど物足りない。人の死が軽々しい。群像劇にしたら噴火の恐怖がもっとリアリティを持って感じられたかもしれない。ツイスター デラックス・エディション [DVD]出版…

カリートの道 暗黒街の抗争

ブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演『カリートの道』の前日譚。ハリウッド・ニッキー(ショーン・コムズ=パフ・ダディ)、アール(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)のブラック勢が激シブ。ファッションと言動にスタイルを感じさせる。ハードな映画で…

七人のマッハ!!!!!!!

主役がトニー・ジャー(『マッハ!』)からトニーの親友ダン・チューボンへバトンタッチ。アクションとスタントがウリ。サッカー、ラグビー、体操、セパタクロー(?)、テコンドーの選手が大活躍します。ストーリーはあってなきが如し。ひどく大雑把な設定です…

スクリュード ドジドジ大作戦

長年クロック社長こき使われた執事兼お抱え運転手のウィラード。親友ラスティと身代金目当ての愛犬誘拐を目論む。ドジなふたりがすんなり達成できるわけもなく、トラブルがトラブルを呼び、計画はどんどん変更を余儀なくされていく。 SNL出身のノーム・マク…

エボリューション

『Xファイル』のデビッド・ドゥカブニーがセルフパロディとも言えるエイリアン・バスター(グレン・キャニオン大学の生物学講師)を熱演する。ジュリアン・ムーアは政府のドジっ子科学者という意外な役どころ。オルランド・ジョーンズ、バット・キルバンなど『…

シリアナ

石油利権を軸にした群像劇。国籍、職業、階級、宗教、人種が異なる人々の人生が交差していく。「シリアナ」とは、イランとイラクとシリアがひとつの民族国家を形成した場合の想定国家名。 各人の立場がわかるまでしばらく時間がかかった。ことにアラブ系俳優…

パルプ・フィクション

1994年カンヌ映画祭パルムドール受賞。ジョン・トラヴォルタ、S.L.ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、ブルース・ウィリスの豪華競演。言わずと知れたクエンティン・タランティーノ監督を一躍メジャーに押し上げた作品。 テレ…

ザ・シークレット・サービス

イーストウッド、渋い。仕事に熱く、色気も忘れない(オヤジギャグ、セクハラ、息切れもご愛嬌)。こんな男になりたいものです。マルコヴィッチは曲者っぷりをいかんなく発揮、超楽しそうに七変化しています。ちゃんと別人に見えるところが説得力あります(『セ…

ミステリー・メン

ボブ・バーデン『フレイミング・キャロット』(ダークホース・コミックス刊)が原作とのこと。 W.H.メイシー、トム・ウェイツ、ジェフリー・ラッシュなど名優揃い。コメディ勢だとポール・ルーベンス(ピーウィー・ハーマン)、ベン・スティラー、ジャニーン・ガ…

ブラザーズ・グリム

テリー・ギリアム監督らしい散漫でマニアックでマスターベーションな作り。観ていて段々イライラしてくるはず。「しょうもないオッサンやな……」と思える人でなければつらかろう。焦点が絞られないままエンディングを迎える。フランスとドイツの領土問題、魔…

ザ・インタープリター

架空の国(マトボ共和国)、架空の言葉(クー語)にまつわる、国連本部を舞台とした暗殺計画を描くポリティカル・スリラー。最初のほうでトビン・ケラー(ショーン・ペン)がシルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)に対してヒステリックに叫ぶ「嘘をついてい…

ソウ2

有象無象のフォロワを生んだソリッド・スリラー『SAW』の続編。やっと観ましたよ。ワンアイデア勝負の前作はけっこう好きだった。舞台が部屋→屋敷へスケールアップし、よりいっそうゲームっぽくなったと思う。低予算映画がヒットした後の続編にありがちな緩…

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

「金髪、タトゥー、無精髭。ナグッテ、ナグッテ、ブッパナス。今度のジャン・レノはちょいワルなんかじゃない“極ワル”。こんなオヤジを待っていた!!」のTVスポットでおなじみ『エンパイア・オブ・ザ・ウルフ』。前提として原作『狼の帝国』は読んどくべき。話…

ミッション:インポッシブル

初見。穴だらけのスパイ・アクション。目的達成のために遠回りしすぎ(出来の悪いRPGのような)だろう。詰めの甘さを帳消しにするスピード感もなし。トムさんの髪型が変、最後まで気になってしかたなかった。アンジーパパことジョン・ボイドの悪人面とお年の割…

ハドソン・ホーク

第12回ラジー賞(作品賞、監督賞、脚本賞)受賞作。「ドートマンダー」シリーズの線を狙っているであろうケイパー・コメディ。大怪盗ハドソン・ホークを軸に歌って踊ってギャグもある100分間。 ジョージ・カプラン(CIAエージェント)役をジェームズ・コバーンが…

ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝

ずいぶん昔に地上波で観た記憶がある。すっかりストーリーは忘れていた。コメディタッチのアドベンチャーロマン。 『インディ・ジョーンズ』の元ネタ的な作品。冒険野郎、美女、ドイツの軍人、武器商人と秘境の組み合わせは黄金律だ。今となってはクォーター…

フィフス・エレメント

言わずと知れたミラ・ヨヴォヴィチの出世作。今観ても古びてない。時代を経て(そう、10年も経てば)、SF作品は軒並み屑と化す。スティーブン・スピルバーグを始めとする大監督の諸作もそう。ところが本作に関しては一切鮮度が落ちていない(1997年公開)。特に…