まだフランク・ミラー『Batman:The Dark Knight Returns』もアラン・ムーア『Watchmen』も読んでません。それはうらやましいという人もなんちゅーもったいないことをと思われる人もいるでしょう。そうなのです。ですからマーク・ウェイド『Kingdom Come』を…

竹原慎二＆畑山隆則のボクサ・フットネス・ジム本日、某所にて取材。体験トレーニング。体にやさしい初心者コースと思いきや。ジャブ、ストレート、ステップ、ウィービング。基礎を教わったらミット打ち20分程度。しゃれになりません……。腹筋やら背筋やら腕…

翻訳者の真木さん曰く、ほかのゲバラ日記は偽者らしい。ちゃんとキューバに許可を取って、原書に当たっているのは本書だけだとアピールをしてた。真相は如何に？ 肝心の日記について。数少ないゲームの経験(三國志やら何やら)から想像していたものとどんぴし…

トニー・スコット監督。クリーシー(デンゼル・ワシントン)怒りの鉄槌の巻。ピタ(ダコタ・ファニング)の復讐を決意してからの展開は圧倒的なバイオレンス畳み込み。もうちょっと前半の心の交遊に時間を割いてもよかったような。こじゃれ効果を狙ったと思われ…

エリック・マコーマック「地下堂の査察」 ピーター・ケアリー「Do You Love Me？」 ジョイス・キャロル・オーツ「どこへ行くの、どこ行ってたの？」 W.T.ヴォルマン「失われた物語たちの墓」 ケン・カルファス「見えないショッピング・モール」 レベッカ・ブ…

『激突』の原作者として有名なリチャード・マシスン作。語り手は往年の名奇術師。植物状態となった彼が車椅子から見つめる殺人劇!? 息子、その妻、妻の弟、妻の愛人が目の前で騙し合い(殺し合い)を始めてしまうという奇天烈な作品。何しろ植物人間だから見て…

“大全”ではないにしろ、アメコミの歴史とヴァリエーションの概観を知ることができる。関係者へのインタビュー、エピソード、エッセイなど筆者の眼差しを透過した断片からアメコミ文化の真髄が浮き上がってくる。 知らなかった作品、いくつかのヒントをもらっ…

名優アンソニー・ホプキンスが初代ゾロ(ディエゴ)をスマートかつ荒々しく好演。けっこう動けてます。2代目ゾロ(アレハンドロ)、アントニオ・バンデラスはラティーノ・ヒートなエロかっこよさが爆発。コミカルでダンディな“チョイ悪オヤジ by 「LEON」”を目指…

薄っぺらかった。本広克行監督『スペーストラベラーズ』の劇中アニメを独立してOVA化したものらしい。架空のTVシリーズ第23〜24話を収録したという設定。アメコミを意識したと思われる絵柄が寒さを増す。いかにもしんどい。スペーストラベラーズ [DVD]出版社…

ヴァンパイア(吸血鬼)とライカンスロープ(人狼)の抗争を描いた前作を経て、闇の種族の起源に迫る続篇。その実、よくできたセレーヌ(ケイト・ベッキンセール)のプロモ。マイケル(スコット・スピードマン)の魅力がよくわからない。ライカンスロピー(獣化)して…

スーパーヒーロー大集合。DCとマーヴルの主要なスーパーヒーローたちがクロスオーバー天下一武道会。偉丈夫たちが折り詰めのように升目に収まり、簡単な解説が付いているから初心者にもお勧め。といいたいところだが、ひとり当たりの登場枚数は少ないし、唐…

鬼才アラン・ムーアの短篇集。 Batman: The Killing Joke The Saga Of The Swamp Thing #21 The Anatomy Lesson Superman Annual #11 For The Man Who Has Everything Detective Comic #549 Green Arrow: Night Olympics Part One Detective Comic #550 Gree…

超絶スピードアクション。バイク版『ワイルド・スピード』という説明で過不足なし。アイス・キューブは童顔ゆえにワルには見えない。細面のモーネイ・マザーは男前女子につきイカス。後半ありえない高速バトルが繰り広げられる。その頃には感覚が麻痺してい…

クンビラ 出版社時代の同僚と。1時間遅れた……。ネパール料理にハズレなし。おなかが痛くなるまで食べ続けた。

寡聞にして伊藤穣一を知りませんでした。帰国子女的感性で客観的に日本を見てると思う。また細部への目配りが印象的(ちゃんと観てる気がします)。比して村上龍は“大人”になってから世界の中の日本を意識した人。よくも悪くも世界へのコンプレックスがある。…

FBI潜入捜査官フランク・キャッスル(トム・ジェーン)は裏社会の資産家ハワード・セイント(ジョン・トラヴォルタ)の逆恨みを受け、一族郎党皆殺しにあい、私刑執行人“パニッシャー”として生まれ変わる。彼曰く、「復讐(vengeance)ではない、戒め(punish)だ」…

「ジャッカルの日」ミーツ潜入捜査官もの? CIAエージェント(ドナルド・サザーランド)に唆され、極悪テロリストのカルロス・“ジャッカル”・サンチェスに成りすます海兵隊青年将校アニバル(アイダン・クイン)の訓練と冒険の日々を描く。教官アモス役(ベン・キ…

初シャマラン。特に期待していなかった分、失望もなし。むしろ丁寧に仕上げた小品といった印象だ。特殊な環境にあるふたりの男女の純愛にいくつかのアクセントが加わって、妙味を増している。いろいろ言われているシャマラン流の仕掛けについて、ミステリやS…

リドリー・スコット監督。同じ聖地(エルサレム)を持つキリスト教とイスラム教の戦いを舞台に、十字軍に参加した青年の成長を描く。 素材の割りに尺が短すぎて飛び飛びに進む印象。主人公の大義名分は親父ゴッドフリー卿の受け売りでしかない。恋も仕事も流さ…

フランスで実際に起きた「虹の戦士号」事件を、関係したスパイの証言を元にフィクショナイズしたリアル風味スパイもの。シリアスに徹することと観客の興味を煽る演出は必ずしも相反しないが、本作は娯楽を拒絶しているように思える。ヴァンサン・カッセルと…

ガウェイン(ジョエル・エドガートン)役が気になって何で観たんだっけと調べてみると。『トエンティマン・ブラザーズ』の三男シャイン役の人だった。ちなみにランスロット(ヨアン・グリフィズ)は『ファンタスティック・フォー』のMr.ファンタスティックことリ…

残念ながら駄作。出来の悪い2時間ドラマ。とんでもなくダメな監督なのではないか。見どころは演技派ふたり(ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ)のせめぎ合いだけ。モートのバスローブの配色がいい。小説(未読)とは結末が違うらしい。読んでみるか。ショー…

みんな大好きマイケル・チミノ監督のクライムアクション。伝説の銀行強盗サンダーボルト(クリント・イーストウッド)と陽気なこそ泥ライトフット(ジェフ・ブリッジス)の掛け合いが絶妙なケイパーもの。脇を固めるレッド(ジョージ・ケネディ)、グッディ(ジェフ…

原作を読んだのははるか昔。当時、夏美役が葉月里緒菜から山本未来に変わったことが話題になった(葉月のスキャンダルのため)。山本未来は素敵な女性だと思うが、“魔性の女”には見えない。所作がお嬢さんなんだもの。なぜ温泉に行くのかはよくわからんが。映…

カンザスの田舎町で起こった一家皆殺し。クラッター事件を描いたノンフィクションノベル。取材期間4年余、40年前の作品。今なら“サイコパス”の一言で括られてしまうだろう犯人ふたり、リチャード・ユージーン・ヒコック(28)、ペリー・エドワード・スミス(31)…

『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジェリー･ブラッカイマー製作。ジョン・ボイド(アンジーのパパ)を始めとして登場人物が皆おまぬけちゃん。手際が悪くて見てらんない。穴だらけの情報戦の結末は……。国家対個人、プライバシーの保護など重い問題を、軽いタ…

悪ガキが米軍特殊部隊を経て帰省。故郷は悪徳の街へ変わり果ててしまっていた。いろいろいざこざがあって、もちろん、悪い奴を叩きのめす。胡散臭い親友は裏切らないし(元ヤク中という設定の意図は？)、銃を乱射されても恋人や家族は無事(なのにあのラストの…