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主に本と映画のライフログ

2001-01-01から1年間の記事一覧

スパイ・ゲーム

2大スターの競演。ブラッド・ピット、ロバート・レッドフォードは親子級に似ている。レッドフォードは皺くちゃなのに渋い(皺くちゃだからか)。スパイテクニックのレクチュアが興味深い。

リリイ・シュシュのすべて

市川実和子、大沢たかおなど豪華なチョイ役陣は必見。タイポグラフィがガチャガチャとウザい。伏線は放ったらかし(わざとだろう)。世評ほどの実験作とも思えなかったし、なんなんでしょ。 岩井俊二ならなんでもありか。

赤い橋の下のぬるい水

主演は役所広司と清水美砂。監督は今村昌平。第54回カンヌ国際映画祭パルム・ドールのノミネート作品。すっげーシオフキ。愛の話でありながらバカバカしくて笑えた。オヤジのツボを突いてるかも。日活さんのいい仕事。

モード・イン・フランス

シネセゾンにて。インタレスティングな映画。高田賢三は小西康陽にビミョー似てる。仏語の心地よい旋律に身を委ねた。ドキュメンタリが苦手な人でもわりと楽しめると思う。しかしどこからが虚構なのか、プログラムを読まないとわかりづらい。“モデル問答”は…

冷静と情熱のあいだ

竹之内がナイーヴな青年を演じる。90年台初頭の描写はグー(下北のレコード店店長役で安斎肇が!)。難点はテレビドラマくさいベタな展開。演出のせいか、話題のラヴシーンは相当ヘボかった。ケリー・チャンの魅力がスクリーンのこっち側にはまったく伝わって…

千と千尋の神隠し

思ってたよりあっさりした小品。大作扱いされてるのは変。説教臭さも比較的薄く、気楽に楽しむべき娯楽作品。いいんじゃん。

かあちゃん

岸惠子主演、市川昆監督。光の用い方が渋い。落語の人情噺を舞台化し、それをスクリーンに投影した感じ。さっぱりとしたノスタルジー。

陰陽師

野村萬斎の所作に尽きると言っていい。古典芸能の人は違う。凡百の木っ端役者とは格が違う。真田広之のダイナミックな道化っぷりが滑稽に思えた。

コミック・ストリップ・ヒーロー

シネセゾンにて。作家と漫画家とそのファン。妄想が錯綜するロンド。面白かった。音楽もファッションも映像もストーリーも好み(サントラを大推薦!)。イカしてる。唐突なエンディングに唖然。昔はありだったの? コミック・ストリップ・ヒーローアーティスト…

PLANET OF THE APES/猿の惑星

ティム・バートン監督。『猿の惑星』のリメイク。どうなっちゃってんの。尺はもう少し短めのが粗が目立たないと思う。猿の動きはよかった。主人公の無責任さも現代的感覚で可笑しかった。それだけの映画。 猿の惑星 35周年記念 アルティメット・エディション…

ハイ・フィデリティ

テンポよく映画化、ほどよいハリウッドナイズ。小ネタが効いていた。必ず劇的なシーンには雨が降るとか。原作ファンから観ても十分合格ライン。ディックがお洒落だった。ローラの知的なかわいさは好ましいなあとか。ロブ(ジョン・キューザック)はもう少し絞…

39-刑法第三十九条-

森田芳光監督。刑法第三九条「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス 心神耗弱者ノ行為ハ其刑ヲ減軽ス」がテーマ。刺激的な題材。堤真一はどんな役でも常に無表情だ。鈴木京香の眼鏡は似合ってた。江森徹(検察側)、樹木希林(弁護側)、杉浦直樹(精神鑑定側)らの達者な…

メリーに首ったけ

監督はボビーとピーターのファレリー兄弟。噂に聞いてたほど、シモネタ満載でもなかった。メリー(キャメロン・ディアス)はたしかに魅力的だが、あまりに無防備すぎて無邪気で、いささか足りない印象を受ける。ヒーリー(マット・ディロン)がはまり役。胡散臭…