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主に本と映画のライフログ

フィフス・エレメント

言わずと知れたミラ・ヨヴォヴィチの出世作。今観ても古びてない。時代を経て(そう、10年も経てば)、SF作品は軒並み屑と化す。スティーブン・スピルバーグを始めとする大監督の諸作もそう。ところが本作に関しては一切鮮度が落ちていない(1997年公開)。特に贔屓の監督ではないのだが、この年のリュック・ベッソンは神懸りだ。奇跡の傑作だと思う。100億円投じて渾身のB級っぷりに心奪われる。そしてミラのイノセントな演技に溶ける。