ザ・インターネット

アーウィン・ウィンクラーが制作と監督を務め、サンドラ・ブロックが走り回るアクション・スリラー。
1995年の作品だけあって、もじもじと懐かしい。WINDOWS95発売時のフィーバーからもう10年以上経ってるのね、みたいな。ガジェットに偏重した作りではないため、骨子は現在でも生きている。コンピュータ社会への警鐘エンタテインメント。主人公が人嫌いのネチズンでプチ・ニート、でも美人でスタイル抜群の才媛ってとこがミソ。敵の攻撃がどたんばでヌルくなるのはそのせいか。いざというとき、あなたがあなた自身であることを保障してくれる人が何人いますか？近ネタでは『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)とか。大風呂敷の広げ具合ではジェリー・ブラッカイマーに凱歌。