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主に本と映画のライフログ

ムトゥ踊るマハラジャ

面白かった。所々に身分制度(カースト)の存在を感じさせられた。「ご主人様はひとり、あとのみんなは使用人♪」。なんつう歌だ。クライマックスで、悪玉が「娘が振られたのが悔しくて」と一言謝罪(?)しただけで許しちゃうとこに映画文化の違いを感じた。殺されかかった人間がいるのにそれだけか。雑魚はけっこう死んでたね、あのオッサンのせいで。やっぱ身分が高い人は罰しちゃダメ?文化と言えば、映画の途中で休憩時間があるのもびっくり。
本作を一言で表すと“ゴージャスな昼メロ”。時間経過を感じさせないテンポのよい作り。ラジニカーントの二役も上手かった。父ヴァージョンの貫禄はすごかった。アクションが独特で、思わずタオルを使って練習してしまった。踊りはどこの何がルーツだかわけがわからない。いらない豆知識。“ムトゥ”はタミル語の“キス”という意味。