SF サムライフィクション

プチョン国際ファンタスティック映画祭ではグランプリを受賞。“MTVのクロサワ”こと中野裕之監督。
布袋、浪人が似合いすぎ。神戸ちゃん、卑怯すぎ。布袋と神戸ちゃんのコンビはズルい。また競演してほしい。瀧の野武士っぷり、吹越、緒川、風間の妙な間も味があった。谷啓のコケ芸はいぶし銀の風合い。年季を感じた。基本的にモノクロで、斬殺シーンだけ真紅に染まる。殺陣はよい映像を撮るため素材として存在する。言うなれば、すべてが「カッコ良さ」に奉仕する映画。