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主に本と映画のライフログ

バッファロー'66

1998年ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀助演女優賞受賞(クリスティーナ・リッチ)、1998年インディペンデント・スピリッツ賞最優秀初監督作品賞ノミネートなど。
ギャロといえば、俳優、モデル(カルヴァン・クラインの香水「cKbe」)、画家、ミュージシャンなど幅広くやってソツなくこなすという印象。器用貧乏なんて言葉も頭に浮かんじゃうけど、今回の映画でそうではないと証明。いろいろやりたい人がたどりつくのは映画なのか。ユニークな才能を感じる。粗筋から想像した以上に、コミカルでキュートなラヴ・ストーリー。ギャグが小気味よく、カメラワークも独特、古典的なコミックの手法を上手く取り込んだアングル(フレーム関係の)が面白い。脇を固める役者は達者な人が揃っている。撮影中、ギャロとクリスティーナ・リッチはかなり険悪な関係にあったと聞くけど、とても信じられないくらいにスウィーティーな出来映え。