穴

名門パブリック・スクール「プレイボーン学園」の学生4人が行方不明になった。18日後、ひとりが帰還する。口を閉ざしていた彼女は犯罪精神科女医のカウンセリングの甲斐もあり、徐々に悪夢の顛末を語り始める。心の闇、藪の中。恐怖の裏プロムへようこそ。

曲者ソーラ・バーチ。クリスティーナ・リッチとやや被り(黒髪×巨乳×ブサカワ)。デズモンド・ハリントンはロックスターの息子を好演。正統派二枚目というより、雰囲気でモテるタイプ(オアシスのリアム・ギャラガー的な)。キラー・ナイトレイは当時14歳。あんまり今と変わらない。この手の心理サスペンスって、フーダニット(Whodunit)、ハウダニット(Howdunit)、ホワイダニット(Whydunit)の謎を如何に引っ張るかが肝だと思う。「誰が」「なぜ」は隠してもいないし、すぐに見当がついてしまった。「どのように」がラストに向けてのモチベーション。再現ドラマは悪くなかったし、キャラクタも立っていた。悪くないんじゃん。外国の青春映画を観ると、仲間で馬鹿やってるのが超楽しそう。ただし、モテないと切ないね。