第二次世界大戦下、イタリアの第一二七捕虜収容所でひそかに進展する脱走計画。ところが、不可解な状況のもと捕虜が落命、紆余曲折をへて、英国陸軍大尉による時ならぬ殺害犯捜しが始まる。連合軍の進攻が迫るなか、はたして脱走は成功するのか? 英国ミステリ界の雄が二重三重の趣向を鏤めて贈る、スリル横溢のユニークな謎解き小説！
ぼくの知ってるマイケル・ギルバートで大安心。いい感じに緩く、うっすらとしたユーモアに包まれたシビアなシチュエーションが堪えられない。後半部の二段構えも悪くない。ずっと引っかかってたんだよね、あの人のあの行動。
