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主に本と映画のライフログ

鮫肌男と桃尻女

原作は望月峯太郎の「ミスターマガジン」に連載していた同名コミック。監督・脚本の石井克人は、コカコーラやマツダ・デミオのCMでお馴染みのCMディレクター。一本短篇映画は撮っているものの、本作が初の長篇映画。
ストーリーは、登場人物全員のキャラクタを立てようとしたがためか、やや散漫な印象。しかしキャスティング、衣装、音楽、アングルで見せてくれる。浅野忠信はかっこいいが、鶴見辰吾がもっとかっこいい。見直した。金髪にサングラスで大変身。キレたヤクザの御曹司役で異常な嗅覚を持つという役柄。もう一人、我修院達也(元・若人あきら)のキモカワ殺し屋も必見。このキャスティングはすごい。観た後じゃ、他の人は考えられないくらい。解せんと思ったのがK2の堀部圭亮。頭の足りない下っ端ヤクザ役。演技過剰で見ていてイライラした。こういう役は、ハウス加賀谷が向いていそうな気がする。