タンク・ガール

原作はアラン・マーティン＆ジェイミー・ヒューレットのパンクコミック。「デッドライン」誌掲載。
原作コミックのファンだったのでグッときた。キュートでパンキッシュでかっこいい。はっきり言って、ストーリーはないに等しい。重いテーマを内包してはいるものの、スピード感とお気楽さを楽しむべき。タンク・ガールのアクションとタンクレバー捌き。何度も挿入される原作アニメーションがすっげーよくできてる。モヒカンのレベッカ(タンク・ガール)もチャーミングだがメカマニアのジェットが地味に上手かった。登場したときの垢抜けないメガネ娘が、終盤見事に艶っぽく化ける。公社の首領は、もっと変態っぽいほうが悪者らしい気はする。“リッパー”たちの描写がやや物足りない。出てくるのが後半過ぎる。Ice-Tの曲に合わせて、輪になって踊る儀式は痺れたが。