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主に本と映画のライフログ

逆境ナイン

弱小高校野球部物語。熱い青春。オーバーアクションに徹し、VFXを駆使し、できるだけ忠実に原作漫画へ接近しようとする試みが潔し。校長(藤岡弘、)は当たり前に熱血なわけですが、不屈闘志(玉山鉄二)の意外なハマりぶりに好感度上昇中です。榊原剛(田中直樹…

コブラ

第7回ラジー賞(1986年)6部門ノミネート作。原作はポーラ・ゴスリンクの『逃げるアヒル』らしい。レイバンのサングラス、ロングコートに皮手袋のマッチョ・ガイ。“コブラ”ことはみだし刑事マリオン・コブレッティが殺人集団“ナイトスラッシャー”をひたすら狩…

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

第6回ラジー賞(1985年)5部門ノミネート作。マイケル・チミノ監督のムラッ気が悪いほうに出た。冗長で切れ味が悪く、本来ビシッと決めるはずのシーンすら間抜けに感じてしまった。ベトナム帰りの正義派刑事にミッキー・ローク、チャイニーズ・マフィアの若き…

黒沢清の映画術

監督のインタビュー集としてパーフェクツな出来映え。“Jホラーのゴッドファーザー”または“もうひとりのクロサワ”の異名を持つ黒沢清のインタビューを元に構成した自伝。ファンならずとも映画を愛する人ならば必読の書です。インテリで職人肌で気まぐれでいい…

DYMO テープライター

[rakuten:somsoms:797816:detail] Voice ぼくは赤*1を買いました。 シャンプーやらハンドソープやらをお揃いの容器で固めようと、「無印良品」で大量にボトルを仕入れました。たしかにシンプルでいいのですが、リンスとボディーソープを間違えちゃいそうです…

マインド・ゲーム

ロビン西×STUDIO4℃×吉本興業のコラボレーション。使える技術を全部ぶち込んだ映像の坩堝。生とは、死とは、人間とは。大阪弁のライトなテンションでスピーディにパワフルにエネルギッシュに疾走する。人として生きることの多様性、可能性を万華鏡のように照…

カリートの道

アル・パシーノ主演、ブライアン・デ・パルマ監督。麻薬王が更正しようとするものの、すったもんだあってたいへんという映画。カリートは名前の音が示すようにプエルトリカン。ところがアル・パシーノはどこからどう見てもコテコテのイタリア系アメリカ人。…

DULTON アラームクロック

HOTCH POTCH [rakuten:merci-p:10002058:detail] DULTON の目覚まし時計。ずっと黒を使っていた。先日寝ぼけて叩いたところ、1日に1時間ずつズレるようになってしまった。どうせ買い換えるならほかの色にしようとお店を見て回り、いくつか並べたのち白に決定…

DELIZIOSO ITALIA (恵比寿)

DELIZIOSO ITALIA出版社時代からの友人とランチ。あまりにおなかが空いていたので写真を撮り忘れてた。食べたのはこんな感じ(名称はあやふや)。 白インゲンとツナのサラダ 玉葱とパンのグラタン風 ピッツァ・ナポレターナ イイダコとオリーブのトマトソース…

楽園菜館 (学芸大学)

楽園菜館 仙桃茶 400円 アスパラガスの炒め 1,200円 麻婆豆腐 1,200円 五目入り炒飯 1,000円 おやつのパフェが重かったため、夕食は美味しいお茶が飲みたい。中華なのに薄味のお店。さっぱりとしてる分、素材の味がしっかりわかる。濃い味が好きな向きにはち…

王様といちご (武蔵小山)

王様といちご あやしい手書きメニュー。キュウイ? ジャンボパフェ(ストロベリー) 577円 キングパフェ(2,100円)で有名なお店らしい。正直なところ、味はかなりしんどい。店内は雑然としている。とにかく高カロリー食を摂っておなかをくちくしたい学生さんに…

WIRED CAFE (渋谷)

WIRED CAFE ロコモコプレート 980円 上の弟とランチ。近況など。悩んだ末、またロコモコプレートにしてしまう。それだけ安心感のあるメニュー。しかしいつ来ても業界人が多い店だ。隣の席では雑誌モデルの面接が行われていた。

スコセッシ・オン・スコセッシ

画像は書籍の表紙。DVD化されてないらしい。2004年、リチャード・シッケル監督が撮った“ギャング映画の巨匠”マーティン・スコセッシ監督のフィルモグラフィー。子どもの頃観ていた映画、作ってきた映画、俳優たちとの交遊録、独自の映画観などを、映像とイン…

まさかの結末

ちょっぴりビターなショートショート集。星新一のモダンさもなければ、都筑道夫の小気味よさ、阿刀田高のエグみもなく、眉村卓的な諦観もない。言わば職人の仕事、高井信のポジション。

魂 (表参道)

魂 知人のデザイナーさんと近況報告会。その後、メシでも食べましょうということで「魂」へ向かう。この辺は旨い店がたくさんあっていい。表参道が職場だった、3年前が懐かしい。 レバーの唐揚げ 空芯菜のササッと炒め ガーリックライス 胡麻と葱と豆腐和え …

ヒストリー・オブ・バイオレンス

1997年刊行のグラフィック・ノベル。DCコミックスの大人レーベル「ヴァーティゴシリーズ」所属。映画化に合わせ日本語版も刊行された。アメコミにあるまじき白い画面。所謂スーパーヒーローコミックとも日本の漫画とも違う、乾いたタッチが印象的だ。筋立て…

800万の死にざま

ローレンス・ブロック原作。酔いどれ探偵マット・スカダーシリーズ。ジェフ・ブリッジスが脈絡もなく痛飲し通院する(ライミング)。『ヒューマン・ネイチュア』でパトリシア・アークエットを観たと思ったら、本作には姉のロザンナ・アークエットが出演してい…

法月綸太郎ミステリー塾 海外編 複雑な殺人芸術

この人はとにかく何かに付けクイーンを語りたいのだとわかった。評論言語から離れて久しいため、今更柄谷行人とか言われると及び腰になってしまうのだけど、ロス・マクドナルド『ウィチャリー家の女』を論じた「複雑な殺人芸術」なんぞは下手なミステリより…

アダプテーション

スーザン・オーリアン『蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界』という実在のルポルタージュをチャーリー・カウフマンが脚本化するとこんなにややこしくなる。ニコラス・ケイジが脚本家を演じ、ハゲ&デブを嘆きつつ脚本を仕上げていく。メリル・スト…

ヒューマン・ネイチュア

ミッシェル・ゴンドリー×チャーリー・カウフマン×スパイク・ジョーンズ。鬼才揃い踏みの快作。多毛症の女流自然作家、類人猿的に育てられた野生の男、テーブルマナーにうるさい研究者の三角関係を軸に、タイトル通り「自然と人間」というテーマを追究するブ…

世界最速のインディアン

世界最速のインディアン テアトルタイムズスクエアにて。ひさびさ言葉少なくなっちゃう傑作。「いい!」としか言いようがないのよ。チャーミングなじーさんによるロード・ムービー。つまらないわけがない。前段じっさまのニュージーランドでのジャンクな生活…

ジョン・ランプリエールの辞書 (下)

奇怪な連続殺人、謎の秘密結社、ユグノー弾圧の悲惨な歴史、フランス革命前夜、東インド会社の陰謀、ギリシャ神話のモチーフなど魅惑のモザイク、怒濤の後半へと突入。読者は目の前に展開する絵巻をひたすら追うのみ。なにぶん主人公が能動的じゃないため、…

ジョン・ランプリエールの辞書 (上)

島田荘司『眩暈』(綾辻行人『黒猫館の殺人』でも可)を思わせる圧倒的幻想風景から物語はスタートする。主人公ジョン・ランプリエールは極度の近眼によって常人には見えない世界が見えていた。そのことで育まれた奇想を脳奥に留置き、現実世界を生きていく。…

桜 2007

狂い咲きでしょうか。週頭がやけに寒かったのでいっきに咲いちゃったのかも。春が近づいてます。

Jasmine Thai (六本木)

Jasmine Thai 鮭のレッドカレー風味(サラダ、スープ、デザート付) 950円 ランチにタイ料理。たまに食べたくなります。コストパフォーマンスがいいです。

仙花 (自由が丘)

仙花 タンメン 780円 本日、忙しくってお昼抜き。がっつり気分でひさびさの「仙花」です。この値段でこのボリューム。野菜炒めが親の敵のように載せてあります。夜メシも攻めたい人はぜひ。

スキージャンプ・ペア〜Road to TORINO 2006〜

絶大なる人気を誇ったカルトDVDのバックグラウンドをなぞる擬似ドキュメンタリー。架空の競技「スキージャンプ・ペア」を巡るさまざまな人間模様を面白がれるか否か。ぶっちゃけ茂木淳一のナレーションはすごいんじゃないかと思う。あと、猪木はズルい。皇帝…

prata (中目黒)

prata 中国茶 1,200円 青菜の中華あんかけ 790円 きのこと季節の温野菜 790円 豚肉と生姜の塩そば 980円 常連さんが多そうなお店でした。ソファも多くリラックスできそうです。

セルピコ

汚職と腐敗にまみれた警察組織(NYPD)に立ち向かった男の実話を原作とした社会派ドラマ。後半かなりテンバって支離滅裂になるところがリアルだ。張り詰めた正義、真面目すぎる痛さ。適度なユルみがないとつらい。アル・パシーノのファッションが目を楽しませ…

アンジェラ

撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり。*1 リュック・ベッソン監督。モノクロ映画。ダメ男もナイスな女子に出会えば変われる、というファンタジー。持ち味の疾走感はやや抑え目。 *1:by Paul Marie Verlaine