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主に本と映画のライフログ

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

王様といちご (武蔵小山)

王様といちご あやしい手書きメニュー。キュウイ? ジャンボパフェ(ストロベリー) 577円 キングパフェ(2,100円)で有名なお店らしい。正直なところ、味はかなりしんどい。店内は雑然としている。とにかく高カロリー食を摂っておなかをくちくしたい学生さんに…

WIRED CAFE (渋谷)

WIRED CAFE ロコモコプレート 980円 上の弟とランチ。近況など。悩んだ末、またロコモコプレートにしてしまう。それだけ安心感のあるメニュー。しかしいつ来ても業界人が多い店だ。隣の席では雑誌モデルの面接が行われていた。

スコセッシ・オン・スコセッシ

画像は書籍の表紙。DVD化されてないらしい。2004年、リチャード・シッケル監督が撮った“ギャング映画の巨匠”マーティン・スコセッシ監督のフィルモグラフィー。子どもの頃観ていた映画、作ってきた映画、俳優たちとの交遊録、独自の映画観などを、映像とイン…

まさかの結末

ちょっぴりビターなショートショート集。星新一のモダンさもなければ、都筑道夫の小気味よさ、阿刀田高のエグみもなく、眉村卓的な諦観もない。言わば職人の仕事、高井信のポジション。

魂 (表参道)

魂 知人のデザイナーさんと近況報告会。その後、メシでも食べましょうということで「魂」へ向かう。この辺は旨い店がたくさんあっていい。表参道が職場だった、3年前が懐かしい。 レバーの唐揚げ 空芯菜のササッと炒め ガーリックライス 胡麻と葱と豆腐和え …

ヒストリー・オブ・バイオレンス

1997年刊行のグラフィック・ノベル。DCコミックスの大人レーベル「ヴァーティゴシリーズ」所属。映画化に合わせ日本語版も刊行された。アメコミにあるまじき白い画面。所謂スーパーヒーローコミックとも日本の漫画とも違う、乾いたタッチが印象的だ。筋立て…

800万の死にざま

ローレンス・ブロック原作。酔いどれ探偵マット・スカダーシリーズ。ジェフ・ブリッジスが脈絡もなく痛飲し通院する(ライミング)。『ヒューマン・ネイチュア』でパトリシア・アークエットを観たと思ったら、本作には姉のロザンナ・アークエットが出演してい…

法月綸太郎ミステリー塾 海外編 複雑な殺人芸術

この人はとにかく何かに付けクイーンを語りたいのだとわかった。評論言語から離れて久しいため、今更柄谷行人とか言われると及び腰になってしまうのだけど、ロス・マクドナルド『ウィチャリー家の女』を論じた「複雑な殺人芸術」なんぞは下手なミステリより…

アダプテーション

スーザン・オーリアン『蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界』という実在のルポルタージュをチャーリー・カウフマンが脚本化するとこんなにややこしくなる。ニコラス・ケイジが脚本家を演じ、ハゲ&デブを嘆きつつ脚本を仕上げていく。メリル・スト…

ヒューマン・ネイチュア

ミッシェル・ゴンドリー×チャーリー・カウフマン×スパイク・ジョーンズ。鬼才揃い踏みの快作。多毛症の女流自然作家、類人猿的に育てられた野生の男、テーブルマナーにうるさい研究者の三角関係を軸に、タイトル通り「自然と人間」というテーマを追究するブ…

世界最速のインディアン

世界最速のインディアン テアトルタイムズスクエアにて。ひさびさ言葉少なくなっちゃう傑作。「いい!」としか言いようがないのよ。チャーミングなじーさんによるロード・ムービー。つまらないわけがない。前段じっさまのニュージーランドでのジャンクな生活…

ジョン・ランプリエールの辞書 (下)

奇怪な連続殺人、謎の秘密結社、ユグノー弾圧の悲惨な歴史、フランス革命前夜、東インド会社の陰謀、ギリシャ神話のモチーフなど魅惑のモザイク、怒濤の後半へと突入。読者は目の前に展開する絵巻をひたすら追うのみ。なにぶん主人公が能動的じゃないため、…

ジョン・ランプリエールの辞書 (上)

島田荘司『眩暈』(綾辻行人『黒猫館の殺人』でも可)を思わせる圧倒的幻想風景から物語はスタートする。主人公ジョン・ランプリエールは極度の近眼によって常人には見えない世界が見えていた。そのことで育まれた奇想を脳奥に留置き、現実世界を生きていく。…