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主に本と映画のライフログ

スライディング・ドア

キャリアを棒に振り失意のとき、急いで飛び乗ろうとした地下鉄。ドアは無常にも閉まりかけている。「間に合った/間に合わなかった」二通りの人生を交互に生きる女。

グウィネス・パルトロウが多少なりともかわいく見えた!ショートカットに弱いのです。監督は『ジョニー・イングリッシュ』のピーター・ホーウィット監督。“だめんず”のヘレン(グウィネス・パルトロウ)を幸せに導くジェームズ役にジョン・ハナーを配した点が見事。相手役が所謂二枚目(例えばヒュー・グラントとかジュード・ロウとか)じゃありきたりですもん(ジョン・キューザックならあり)。始めはどう見ても志村けんジョン・ハナー、段々いい奴に見えてくるから不思議。ふたつの人生の繋ぎがなかなか粋でした。下手にSF的方向(パラレルワールド、タイムスリップなど)に持っていかなかったのも小細工なしでよかったです。鑑賞後、モンティ・パイソンの名言「宗教裁判よりマシ」がリフレイン。