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主に本と映画のライフログ

バンディッツ

女好きで腕っ節自慢のジョー・ブレーク(ブルース・ウィリス)と神経質な頭脳派テリー・コリンズ(ビリー・ボブ・ソーントン)は妙に気が合う受刑者仲間。刑務所から脱獄したふたりは夢を叶えるため銀行強盗を開始する。順風満帆の滑り出しと思えたが、転がり込んできた倦怠期の主婦ケイト・ウィーラー(ケイト・ブランシェット)のせいでなんだかギクシャクな感じ。ふたりの男とひとりの女。恋と夢の行く末は?

サウンドトラックがいい。ケイト・ブランシェットがどんどんかわいくなっていく(黒髪の鬘が素敵)。ビリー・ボブ・ソーントンは細かい身振りにイチイチ小技が利いている。ブルース・ウィリスの長髪はキモい。男ふたりに女ひとりの三角関係、まるでトウの立った青春物語。気になった点。時制の処理がぎこちない。ジョーの甥ハーヴィー・ポラード(トロイ・ギャリティ)のロマンスは唐突、いかにも取ってつけたようだ。ふたつの時間の流れを注意深く観ていくと、中段でラストの展開まで読めてしまう(ネタバラシが早すぎ)。恋愛ドラマが主眼なのか。
ダンスホールに流れる、グローヴァー・ワシントンJr.&ビル・ウィザーズ(Grover Washington Jr. & Bill Withers)のナンバー。たとえ6回連続だろうが心に染みます。