ギャング・オブ・ニューヨーク
ハーバート・アズバリーのノンフィクションを映画化。19世紀半ばのニューヨークを舞台に、ギャングの抗争を描く。
マーティン・スコセッシ監督が褌締め直して撮った160分の長丁場。グロさもエロさも生ぬるく、ユルユルとダラダラと。冒頭の戦争、ビル・ザ・ブッチャー(ダニエル・デイ=ルイス)とヴァロン神父(リーアム・ニーソン)がかっこよすぎ。終始ブッチャーのカリスマ性に当てられた。南北戦争と人種差別、貧富格差による暴動についてはそれなりに理解できるものの、宗教対立(カソリックとプロテスタント)や移民問題などは実感としてつかめない部分があった。勉強不足である。
- 作者: ハーバートアズベリー,Herbert Asbury,富永和子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/07
- メディア: 文庫
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