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ギャング・オブ・ニューヨーク

ハーバート・アズバリーのノンフィクションを映画化。19世紀半ばのニューヨークを舞台に、ギャングの抗争を描く。

マーティン・スコセッシ監督が褌締め直して撮った160分の長丁場。グロさもエロさも生ぬるく、ユルユルとダラダラと。冒頭の戦争、ビル・ザ・ブッチャー(ダニエル・デイ=ルイス)とヴァロン神父(リーアム・ニーソン)がかっこよすぎ。終始ブッチャーのカリスマ性に当てられた。南北戦争と人種差別、貧富格差による暴動についてはそれなりに理解できるものの、宗教対立(カソリックプロテスタント)や移民問題などは実感としてつかめない部分があった。勉強不足である。

ギャング・オブ・ニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)

ギャング・オブ・ニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)