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主に本と映画のライフログ

movie!

300

マッチョ祭開催中。裏切り者の小物っぷり、中途半端な妻の冒険などいらぬ要素が多すぎる。 尺を短くして戦闘に特化したらもっとよかったかも。

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

映画としてのまとまりのなさは驚異的。伏線はないか、まったく活かされない。

ボラット

サーシャ・コーエンのギャグはいまいち肌に合わない。『アリG』もそうだった。面白かったのは面白かったんだけど、品のなさがダメだ。センスを感じない。

NARA:奈良美智との旅の記録

NARA:奈良美智との旅の記録 渋谷シネ・ラ・セットにて。こじんまりして椅子も心地よく、いいハコですね。奈良さん、韓国で大人気。アイドル並です。映画としては散漫。寄り道が多すぎて、けっこうなファンでないと楽しめないかも。トレードマークとも言える…

世界最速のインディアン

世界最速のインディアン テアトルタイムズスクエアにて。ひさびさ言葉少なくなっちゃう傑作。「いい!」としか言いようがないのよ。チャーミングなじーさんによるロード・ムービー。つまらないわけがない。前段じっさまのニュージーランドでのジャンクな生活…

墨攻

墨攻 伝説のコミックを完全映画化。10万の敵にたった1人で挑んだ男。 渋谷ピカデリーにて。煽り文句を見るに第4回中島敦記念賞受賞の原作が軽んじられているようで悲しい(「梁城編」でエンディングを迎えることから尺は書籍寄り)。原作では寡兵で大軍を討つ…

イカとクジラ

全米、NY、LA批評家協会賞を総なめ。ノア・バウムバック監督の自伝的映画。1986年、ブルックリン。かつて文壇の寵児だったインテリの父(スランプの作家、大学講師)、現在売れっ子作家(『ニューヨーカー』掲載)の母。作家の両親を持つ息子ふたり。離婚、共同…

ラッキーナンバー7

不運続きのスレヴンは友人のニックを頼ってニューヨークへ。ところが到着早々、2大ギャングの抗争に巻き込まれていく。なぜなら不運だから! 渋谷シネパレスにて。原題『LUCKY NUMBER SLEVIN』をあえて『ラッキーナンバー7』にしたわけは?セブンだと意味が…

ダーウィンの悪夢

今から半世紀ほど前、タンザニアに持ち込まれた肉食魚“ナイルパーチ”により“ダーウィンの箱庭”と称されたビクトリア湖の生態系は完膚なきまでに破壊され、悪夢のようなグローバリゼーションに堕ちていった。2006年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネ…

カポーティ

日比谷シャンテシネにて。フィリップ・シーモア・ホフマンはがんばっていた(甲高い声の小男を好演)。それだけとも言える。事件や背景の説明が少なく『冷血』『トルーマン・カポーティ』を読んでいないと厳しい(たとえばジャックやウィリアム・ショーンが何者…

ブラック・ダリア

ブライアン・デ・パルマ監督がジェイムズ・エルロイ原作『ブラック・ダリア』(L.A.四部作のひとつ、ほかに『ビッグ・ノーウェア』『L.A.コンフィデンシャル』『ホワイト・ジャズ』)を映画化。 渋東シネタワーにて。よくまとめたというのが正直な感想。雰囲気…

ウルトラヴァイオレット

銀座テアトルシネマにて。ミラ・ヨボヴィッチのファンとしてはプロモ並みの大写し(美貌&腹筋)に大満足です。次元圧縮ブレスレッドやら重力レベラーやらのガジェットも燃えました。『リベリオン』でおなじみのGUN=KATAも健在。ほぼほぼアクションシーンしか…

ククーシュカ ラップランドの妖精

シネアミューズにて。フィンランド人、ロシア人、そして現地のサーミ人。言語の通じない3人のディスコミュニケーション。生と死、男と女、戦争と平和、夏と冬。いくつもの対比が織り成すストーリー。ポスターに注目。死線を越えたふたりの再生。生まれ変わっ…

コーヒー&シガレッツ

1986〜2003年。ジム・ジャームッシュ監督のお蔵出しモノクロ短編集(11本)。共通項はまさしくコーヒー&シガレッツ。 変な出会い 双子 カリフォルニアのどこかで それは命取り ルネ 問題なし いとこ同士 ジャック、メグにテスラコイルを見せる いとこ同士? …

コンスタンティン

大人向け人気アメコミ『ヘルブレイザー』を映画化。天国と地獄の均衡を崩す“ハーフブリード”を狩る男コンスタンティンが主人公のダーク・ファンタジー。 キアヌ・リーブスと悪魔と言えば『ディアボロス』。どちらでもあきらめが悪い男である。ゲームファンな…

ライフ・イズ・コメディ ピーター・セラーズの愛し方

けっこう好き。子ども心を忘れない人のはた迷惑さが刺さる。身勝手なピーター(ジェフリー・ラッシュ)をあやす最初の妻アン・セラーズ(エミリー・ワトソン)はまさに聖母だ。2番目の妻ブリット・エクランド(シャーリーズ・セロン)が超キュート(実際のブリット…

コラテラル

話のタネになればと思い、人からもらったチケットで出かける。しかしひどかった。トム・クルーズが何をやってもコメディに見えてしまう。長すぎる。2/3の尺で十分だと思う。中弛みがはなはだしかった。集中できる限界を考えると、上映時間は90分程度がベスト…

イブラヒムおじさんとコーランの花たち

恵比寿ガーデンシネマにて。初日だったからか、けっこう混んでいました。舞台挨拶でなぜか小錦関が登場したり。肝心の内容はというと。青年期に差し掛かりつつある少年と孤独な老人の心の交流をわりと抑えたタッチで淡々と描き、柔らかな優しさを感じさせる…

オールド・ボーイ

昨日開館したばかりの渋谷CQNにて。前評判通りのインパクト。伏線が張られているほうの大ネタは、ちょっと勘の鋭い人なら推察できるかな。だからといって作品の持つ力や価値が減るもんじゃなし。韓国映画の勢いを感じた。ちなみに、おれが鑑賞中に連想してい…

世界でいちばん不運で幸せな私

シネスイッチ銀座にて。ミュージッククリップのような小気味いい作りが印象的なテンポ勝負の小品。なかなかヒネたラブストーリー。“ゲーム”のエスカレーションが刺さりそうで届かない。もっとエグいほうが面白かったかも。子役のふたりが超かわいかった。

モーターサイクル・ダイアリーズ

恵比寿ガーデンシネマにて。淡々とした正しいロードムービー。バランスがよかった。ただバックグラウンドを知らないとなんてことはない話に思えるかも。

茶の味

シネマライズにて。二階席後ろめでまったり観たから、あんまり長さは感じなかった。まさにスローライフ、スローティな感じで。この空間、この時間にできるだけ長く浸っていたいと思った。ウチの田舎を思い出すw 映画のリアルってこういうのだよねー。田舎の…

華氏 911

シネセゾン渋谷にて。どこまで本当なんだかわからない陰謀史観。面白かった。さもありなんと思わせるところがやっぱ巧いんだろうな。マイケル・ムーア節は健在であります。が、長い。あと30分短かったらなあ。重いテーマだけにテンポが悪くなるのはしかたな…

WALKABOUT 美しき冒険旅行

圧倒的な映像美、ほんのりとしたユーモア、残酷な自然、死のモチーフ。ひたすら引き込まれた。音楽は『ナック』のジョン・バリー。鑑賞後、南半球に意識が飛んでしまい、ぼーっとした。『野生の王国』だね。

サンダーバード

渋東シネタワーにて。OPのアニメーションが超かっこいい。これだけで2時間でもよかった。映画の内容自体は他愛のないもの。夏休み子ども劇場みたいな。レディ・ペネロープ(Sophia Myles:24歳)は予想以上にキュート。エリカ(『アンダーワールド』)のビッチぶ…

キル・ビル Vol.2

ヴァージンシネマズ六本木ヒルズにて。前篇を観たし、ね。難点は尺が長いゆえの中弛み。しかしVol.1とは違ったおもろさがあった。漫画的なのだな。エステヴァンがよかった。ああいうジジイになりたい。キル・ビル Vol.1 プレミアムBOX [DVD]出版社/メーカー:…

CASSHERN

ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ケ丘にて。何かと話題だから話のネタにと思って観に行ったものの。青臭い大仰さが鼻につく。監督のナルシズム?麻生久美子はきれいだった。それだけが救い。 ストリートファイター [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチ…

ロスト・イン・トランスレーション

シネマライズにて。コッポラ妹の新作。随所にあざとさが見え隠れするも、まったりとして不思議。けっこう好き。スカーレット・ヨハンソンの尻とビル・マーレイの額皺はズルすぎる。ヴァージン・スーサイズ [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2001/02/02…

マッハ!

タムラーモエ(古式ムエタイ)に燃えました。ジークンドーっぽい器用な足技の数々に目を奪われます。プラス徹底的に肘、膝を使いまくり。痛そう。ストーリーはあってないが如し。ひたすら技に酔え。映画館を出た後、気が付くと猫パンチの構えを取ってしまいか…

ブラウンバニー

シネマライズにて。『バッファロー'66』のヴィンセント・ギャロが監督と主演を務めた、哀しくももどかしい問題作。淡々と続く道。ロードムービーの新しい地平。全ての謎はラストに集約される、ある悲劇の風景。バッファロー'66 [DVD]出版社/メーカー: ジェネ…